column 2016.4.28
 
real local

街暮らしに、“農”を味わう週末を

 

EAT LOCAL KOBE/Farmers Market

昨年、春から冬までの間に30回開催された「EAT LOCAL KOBE Farmers Market」が、今年も1月から開催される。

神戸市中央区三宮・元町エリアは関西でも有数の繁華街だが、そこからから車で30分ほどの距離にある西区や北区には農業地帯が広がっている。そこから運ばれてきた野菜が、市が管理する東遊園地で農家さん自らの手で販売されるのだ。

西区や北区の農家さんが東遊園地までやってきて直接に野菜を販売している。

Farmers Marketは、神戸市の西区や北区でどんな農家さんがどんな野菜をつくっているのかを、実際に農家さんと接しながら野菜を手に取ってもらうことで、神戸の市街地に住む人たちに知ってもらおうという取り組み。

昨今、食、特に野菜に対する消費者の関心が高まっていると感じる。その一方で、農家さんもそれぞれの思いで野菜をつくっている。そういった消費者と生産者が直接顔と顔を合わせて出会える場である。

軽トラックの荷台に、農家さんこだわりの野菜が並ぶスタイルは今年も健在。

この日はタケノコが棚に並んでいた。春から冬までその時々で旬の野菜が手に入るのも嬉しい。

農家さんとの会話から、野菜の育て方・旬・食べ方など知りたい情報が得られる。

神戸市西区や北区の農業地帯と、市街地を行き来するのにかかる時間は車で30分ほど。この距離感が、神戸の消費者と農家さんにとって大きなメリットとなっている。消費者は農家さんから安心でおいしい地元の野菜を気軽に手に入れられる。農家さんにとっては、都市部に近い場所で消費者とのコミュニケーションを楽しみながら野菜をつくることができる。

実際、Farmers Marketではそうした場面が多く見られる。

人気だったブランチのコーナーは今年も継続。農家さんの野菜と街の料理人のコラボを楽しめる。

農家さんだけでなく、神戸の個人商店さんがお店を出すこともある。

煎れたてのコーヒーを片手に、土曜日の朝を緑に包まれて過ごすだけでも楽しい。

2017年度初回は1月21日。

Farmers Marketを通じて、市街地のレストランやカフェに販路を広げられた農家さんもあるそうだ。この取り組みが少しずつ神戸に根付いているということだろう。

神戸に住む方は、是非一度Farmers Marketを訪れて、神戸の“農”に触れてみてほしい。

■日時
開催日:1月21日(土)、28日(土)、2月4 日(土)、11日(土)、18日(土)、25日(土)、3月4日 (土)、11日(土)、18日(土)、25日(土)以上、全10回
時間:朝10時〜13時まで

■会場
東遊園地公園(神戸市役所南側公園)

■URL
http://eatlocalkobe.org/
https://www.facebook.com/eatlocalkobe/

■主催
EAT LOCAL KOBE FARMERS MARKET実行委員会(一般社団法人KOBE FARMERS MARKET/神戸市産業振興局)

■備考
* 神戸産の農産物・加工品の販売が中心となっております。
*エコバックなどを持参して頂き、ご来場ください。
* 飲食物については十分な用意ができない可能性があります。特に朝ごはんは昼までに売り切れてしまうこともあります。ご理解のほどよろしくお願い致します。
* 基本的に雨天開催です。ただし大雨や荒天の場合は中止とさせて頂く場合があります。詳細はHPもしくは、facebook pageにてお知らせ致します。

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