column 2020.10.4
 
Rトピックス

六甲山の森の中、泊まれるワーカーズ・ベースはじめます。

神戸R不動産
 

六甲山の上に、ワーカーたちが自由に使える拠点(ベース)、つくります。その名も「ROKKONOMAD(ロッコノマド)」。

街なかにメインオフィス(会社)、家にホームオフィス、そして山上にサテライトの拠点はいかがですか?

コロナショック以降、仕事場に関する社会の価値観が大きく変化しつつあります。

今までは、郊外にある家から街の中心部にあるオフィスに通勤して仕事するということが一般的な形でしたが、家が仕事の拠点の一部として使われ、リモート主体の仕事にもう慣れたという方も多いはず。今後、どのように社会における仕事場の役割が変化していくのかわかりませんが、仕事の拠点としての住居という側面が強くなることは確かでしょう。

でも家にこもってZOOM会議をして、人ともなかなか会えず、という状況が続くと、気分を一新したいという欲求も膨らんできますよね。さらに言えば、対照的な空間、すなわち抜けが良く開放感があって、自然の緑や空に囲まれたすがすがしさを味わえる場所への憧れも強くなるのでは。自然の中だったら、マスクから解放されて思いっきり呼吸することもできます。

山上にもう一つのベースを持ちませんか?

サテライトオフィスでワーケーションが出来たらいいね、という話題は多くのメディアで議論されています。

僕らのスタンスとしては、これからの時代は下図のように「ホームオフィス」からそう遠くない30分ぐらいの距離の「山の中」「農村」「海辺」など気持ち良い場所にもう一つの仕事の拠点(ワーカーズ・ベース)があって、気が向けばそこでも仕事ができる、という環境があると良いのかなと考えています。もっとも、ホームオフィスやメインオフィス(会社がある場所)からも「距離的に近い」ということは重要な条件じゃないかなと。そういう意味でいうと、神戸界隈はとてもこの環境づくりに適しています。山にも農村にも海にも街の中心から30分の距離で行ける。こうした働く環境づくりがとてもデザインしやすい場所ではないかと思っています。

神戸界隈は、「山」「丘」「農村」「海」などをワーケーションの空間として取り入れやすい環境的アドバンテージがある。

メインオフィスは街の中心地で「管理・営業」拠点として、ホームオフィスは「作業・運用」空間として、山上やビーチサイド・農村は「創造・集中」のためのベースとして、使い分ける。

泊まれるワーカーズ・ベース始めます

そしてこの度、神戸市と協働のもと、六甲山の森の中に泊まれるシェアオフィスをつくることになりました。オフィスといってもがんがん働くことが主体ではなく、リラックスするために山上にあがり、ヨガをするような気分で働いてみたらどうだろうというワーカー達の拠点(ベース)です。山頂に荷物を置いて、せっかく山上に上がったのだから、泊まりがけでという方にも対応でき宿泊できるスペースを用意しています。

この空間をリノベーションします!

場所は六甲山ケーブル山上駅から山道を約10分強歩いた(山道を上がるため個人差があります)山の中にある旧企業山荘。市街地を一望するシェアオフィススペースやコミュニケーション会議用の部屋や宿泊スペース(一棟貸しの場合とドミトリー型利用の場合があります)があります。まだ詳細はこれからですが、利用はメンバーになっていただく前提になる予定です。メンバー料金(オープン年限定価格・宿泊および会議室利用は会員のみ可・会員価格にて)は概ね以下で調整中です。

個人メンバー 6,000円(+税)/月を予定
法人メンバー 25,000円(+税)/月を予定
(価格・条件は変更になる可能性もあります)

ワーカーズ・ベース「ROKKONOMAD」で計画されているプラン。

WORK IN RESIDENCE

テラスからの眺めは圧巻で、時間と共に移り変わる。ホームオフィスから出て、こちらで気分転換しませんか?

そして来春からはWORK IN RESIDENCEという長期滞在プログラムも始めます。2週間〜1か月程度六甲山に住んで仕事することを体験するプログラムで、来年初頭より全国の方に対して募集をスタートする予定です。

コロナ渦の中、オンライン上で仕事をすることが多くなり、言い換えれば常に部屋の中で変わらぬ景色を眺めながらパソコンの前に居るという時間が増えたのではないでしょうか。でも本来、オンラインで仕事できるようになるということは、作業できる場所を選ぶ自由/フレキシビリティが増すということだったように感じます。

また『NATURE FIX 自然が最高の脳をつくる』という本では、自然の中に定期的に入り没入することがいかに脳のパフォーマンスをあげるのに重要かという話が紹介されています。ものを考えたり、生み出したりする人は、もっと自然の近くに入り込み、森で没入する時間を大事にするべきではないでしょうか。

もっとも、森の中の拠点を持ちたいとは言え、いきなり大きな投資をドン!として物件購入するのはリスクがありますよね。まずはこちらで働き方の実験をしてみるのはいかがでしょうか。もちろん、その上でがっつり拠点を山上で構えたいという事業者さんがいらしたら、物件探しのサポートもさせていただきます。

宿泊もできる施設にする予定。

オープンは来年の春、本サイト公開まではこちらで情報配信します

ROKKONOMAD(ロッコノマド)という名のこの施設は、2021年春のオープン予定です。今後、神戸R不動産サイトや関連のSNSで情報をお知らせしていきますが、興味があるという方は、以下のフォームに入力頂ければ、概要が固まった際にメールでお知らせを送付させていただきます。
★2021.1.15 ROKKONOMADサイトがオープンしました。今後は以下サイトから最新情報をご覧ください。サイトの中の「メールに登録」からEmailを登録していただくと、最新情報を記したメールニュースもお手元に届きます。
「ROKKONOMAD」WEB

そしてROKKONOMADや六甲山で働くことに関する情報を配信するサイトが今年の12月にオープンの予定です。それまではこちら(神戸R不動産のコラム)から案内させていただきます。また随時チェックしてもらえればと思います。それでは!

仕事が一段落したら、神戸の街を一望しながら一杯、なんていうこともできますよ。

関連情報

神戸市による六甲山スマートシティー構想の概要
*いままで、ADSLだった山頂のインターネット環境が、この冬に光ケーブルが敷設されネット環境が大きく改善される予定です。

アクセス!神戸六甲山

山頂物件求む

メディア掲載

水道料金を大幅値下げ 六甲山上、企業誘致加速へ(神戸新聞)

六甲山へのオフィス設置、神戸市が相談窓口(日本経済新聞)

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