column 2024.9.20
 

高山なおみさんと神戸の暮らし ・秋「秋色のアペリティーボ」

神戸R不動産・EAT LOCAL KOBE
 

神戸R不動産と運営母体を同じくするEAT LOCAL KOBEの協働により、料理家・文筆家である高山なおみさんと一緒に、食と神戸暮らしの楽しみを季節ごとにお届けするコラムシリーズを昨年秋から発信してきました。この秋からは動画もあわせてお届けしていきます。

窓から見える山の緑を背景に、アペリティーボスタート。

高山なおみさんと巡る、さまざまな神戸暮らし

料理家・文筆家の高山なおみさんが東京から神戸へ移住されたのは8年前のこと。このときに、今もお住まいである坂の上のおうちをご紹介したのが高山さんと神戸R不動産の出会いでした。また、私たちが別事業で行っているEAT LOCAL KOBEでは、3年ほど前から高山さんと一緒に農家さんや漁師さんのもとを訪ねて、神戸のおいしいものを紹介するコラムや動画を作成してきました。

そんなご縁から、今回のシリーズでは高山さんと神戸に暮らすさまざまな人のもとを訪ねて、食事を楽しみながら、神戸暮らしやおうちについてもお話をうかがいます。ここで登場するのは、神戸に長く住み続けている人や、高山さんのように移住して来られた方などさまざまです。それぞれの視点から語られる、神戸暮らしの魅力をおいしい料理とともにお楽しみください。

夕暮れのキッチンで、料理をしながら会話も弾みます。

秋色のアペリティーボ

まずは秋。 高山さんと同じ坂の上のマンションに暮らす山本文子さんとファビオさんのおうちへ、アペリティーボ※にお邪魔しました。いつもはナッツなど簡単なアテで楽しむそうですが、この日は旬のいちじくを味わうスペシャルなアペリティーボです。

※アペリティーボ……夕飯の前、夕暮れ時におつまみをつまみながら、家族や仲間とお酒を楽しむこと。会話を楽しみ、暮らしに彩りをくれるもの。

大きな窓から神戸の街を見渡しながら、秋色のテーブルを囲みます。

神戸の坂の上で暮らすこと

六甲山の南側にある街は、どこも坂の街。神戸には東の端から西の端まで、個性豊かな坂の街が連なります。そんな街で「窓からの景色を楽しむ」といえば、もちろん南側の海や街の夜景などですが、加えて北に広がる四季折々の山々と木々も愛でるというのは神戸ならでは。


高山なおみさんがお住まいのエリアも六甲山南斜面の麓。坂を上ったご褒美として、山の光と風に包まれた、空や山に近い暮らしをされています。

そんな坂の上には、カフェでちょっとコーヒー、忘れものしたからコンビニ!友だちと待ち合わせて軽く一杯♪なんていう気楽さはありません。でも代わりに、おうちならではの楽しみをそれぞれに見つける文化があります。今回は、そんな坂の上の暮らしのひとこまです。

高山なおみさんと神戸の暮らし ・秋「秋色のアペリティーボ」

制作|一般社団法人KOBE FARMERS MARKET / Lusie Inc.(神戸R不動産)

Lusie Inc. 小泉亜由美

動画撮影:Lusie Inc. (神戸R不動産)原さわこ

写真撮影:Lusie Inc. 久保陽香

たくさんの写真とレシピ付きのコラムは、EAT LOCAL KOBEのWEBサイトよりお楽しみいただけます。

以下、コラムより一部を抜粋してご紹介します。

文子さんにいちじくを使ったメニューを教えてもらいます。

Today’s Menu

今回文子さんが作ってくれた、いちじくを使ったメニューたち

◼︎ 「スタッフドオリーブフライ」 &「オリーブオイル+バルサミコ酢とサワードウブレッド」いちじく添え / “Fried stuffed olives” & ”Sourdough bread with olive oil and balsamic vinegar” served with figs

◼︎ いちじくとベーコンのタルティーヌ / Fig and bacon tartine

◼︎ バターナッツのオーブン焼き/Roasted butternut squash

◼︎いちじくのキャラメリゼ サワークリーム添え/ Caramelized figs with sour cream

おいしい食事とお酒で心もとけて、神戸での暮らしやお家えらびなんかのお話に。

ファビオさん「神戸での暮らしは、静かで、自然も近くて。ここにいると、自分の中にもぐることができる」

文子さん「わたしも同じで、うーん…贅沢!すごく。山があって海があって空があって、太陽の光と同じように生活ができて、すごくスペシャルでラッキーだと思う」

なおみさん「子供の頃、ひいおじいちゃんが建てた木造の古い家に住んでいたんだけど、その家の記憶がたくさん残っているの。その家は、もうつぶしてしまって跡形もない。小さい頃には、その良さが分からなかったけど、今だったらわかる。神戸は、そういう古くていいものがあちこちに残ってる気がする。それと、ちょっと外国の匂いがするの。港があるからかな。」

文子さん「料理がすきな私にとって、おいしい素材がたくさんあるのもすごく大事だと思う。神戸では、野菜も魚も肉も、近くで育てられているものが買えるって本当に贅沢。それに、少し歩けば商店街もあって、ご家族で商っている小さなお店があるのも素敵だよね。そのクオリティーの高さにも驚きます。ファビオも私も、そんなお店で買物するのがだいすきだよね」

なおみさんは東京から、文子さんとファビオさんはニューヨークから神戸に移住し、偶然同じマンションで出会った3人。そんな3人からのお話からは、移住者だからこそ感じる神戸の良さや、暮らしを楽しむヒントに溢れていました。

大きな窓のそばで空色の移ろいを感じながら、秋の夕暮れを楽しみました。

すっかり日が暮れて、街の灯りが瞬いてきました。

高山なおみさんと巡る、神戸の暮らしシリーズ・秋、コラムと動画をあわせてお楽しみください。


◼︎ Special thanks
高山なおみさん
山本文子さん、ファビオさん

◼︎ 高山なおみさんと神戸の暮らしシリーズ
秋「秋色のアペリティーボ」
【記事】https://eatlocalkobe.org/kobelife_autumn/
【動画】https://youtu.be/YFh5cOZXtec

冬「散歩がてらのポットラック」
【記事】https://eatlocalkobe.org/kobelife_winter/
【動画】この冬公開予定

春 「海辺のピクニック」
【記事】https://eatlocalkobe.org/kobelife_spring/
【動画】次の春公開予定

夏「森の中のモーニング」
【記事】https://eatlocalkobe.org/kobelife_summer/
【動画】次の夏公開予定

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