column 2024.8.6
 

【イベント情報】ハラハチブ大学 NL/ROKKO2024 オランダ人アーティスト、アルネ・ヘンドリックスによる縮小の世界

神戸R不動産
 

8月18日(日)夕刻、今年の神戸六甲ミーツ・アート2024beyondにおける展示準備のために来日しているアルネ・ヘンドリックスさんをゲストに話をお聞きします。

NL/ROKKOでは、今年も4組のアーティストによる作品を神戸六甲ミーツ・アート2024 beyondのトレイルエリアにおいて展示準備を進めています。その参加アーティストのひとり、アルネ・ヘンドリックスとは昨年秋にオンラインでつなぎ、話を聞きました(昨年のレポートはこちら)。その話がとても面白かったので、今年は六甲に招聘し、ROKKONOMADのオレンジハットスペースにて彼の展示を行います。彼が提唱するHARA HACHI BUについて考えていこうと、作品タイトルともなっている「ハラハチブ大学」をテーマに伺います。

猿から人に進化した人類。今後どのような進化を遂げていくべきなのか。我々は転換期に来ている?

アルネさんの提案を一言でいうと「縮小する進化」という概念の提示です。地球の人口爆発、環境汚染、日本社会における人口減少、様々な問題を抱える現代社会だが、その根底にある「成長のあり方」を考え直す時なのではないかという考えのもと、彼は人の縮小ということをテーマにアーティスト活動を行っています。長らく、人類は大きくなることが良いという価値観を持ち、その存在ものを大きくしてきました。しかし、今まさに人は小さくなること、そしてそれにより進化することを考えるべきだという考えを持っています。

詳しくは、彼の話を直接聞いて欲しいので控えますが、彼が過去15年間行ってきたリサーチ活動の過程で得た様々な概念をまとめた展示がされる予定です。六甲ミーツ・アート本番前にそのネタを使い、ご本人も、神戸の方と「縮小する」という概念について語り合いたいという希望を持っています。

彼は数年前、沖縄に来て感銘を受けた言葉の一つとして「腹八分」があります。満腹にするのではなく、80%程度にしておいた方が良いという日本古来の教えにとても感銘を受けたそうで、以降「HARA HA CHIBU」をオランダで広げる活動を行っています。

アルネ・ヘンドリックスの作品「The Incredible Shrinking Man」。シャキール・オニールの身長が、150センチだったら体重は49キロ?それにより環境負荷も加速度的に小さくなる?

当日は17時スタート。市街地より涼しくなる六甲山の夕暮れ時にROKKONOMADの屋外スペースで開催します。トークイベントのあとは、ROKKONOMAD特製カレーとドリンクで交流会も予定しています。夏真っ盛りの、涼しい六甲山の上で「縮小する進化」について考えてみませんか?

昨年のNL/ROKKO2023では「成長って何」が展示テーマでした。今年は、その進化版としてアルネさんの展示が、こちらのスペースで行われます。

トークイベントを行う屋外スペース。山上は涼しいですよ!

アルネ・ヘンドリックス。アムステルダムを拠点に活動するアーティスト。The Incredible Shrinking Manと題した本人のウェブサイトでは、本人は2メートルほどあるが、その身長について満足していないと書いている。人間はもっと小さくて良いと語っている。

イベント概要

<日時>
8/18(日)17:00- 19:30

<スケジュール>
16:45 開場
17:00〜18:30 アルネさんによるトーク
18:30〜19:30 交流会

<参加費> 1,500円(カレー付き)

オープニングイベント参加申し込みはこちら

「NL/ROKKO」概要

このプログラムはオランダ大使館協力のもと、東京都港区にある「SHIBAURA HOUSE」を起点として始まった、オランダと日本の社会を比較して考えるイベント「nl local」シリーズの一環として六甲山上で開催されます。また8月24日〜11月23日まで開催されるアートイベント「六甲ミーツ・アート芸術散歩2024beyond」(主催:六甲山観光株式会社、阪神電気鉄道株式会社)と連携、同イベントにおける展示の一部として展開されます。


主催:有限会社Lusie
協力:オランダ王国大使館、SHIBAURA HOUSE

最寄り駅からROKKONOMADまでの交通アクセス

ROKKONOMAD会場には来場者用の駐車場はありませんので、極力、公共交通機関(六甲ケーブル等)でお越しください。車でお越しの方は、ROKKONOMADから徒歩約8分の山の共有駐車場をご利用いただく形となります。詳しくはこちらのMAPもご活用ください。

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