column 2023.10.12
 

【イベント情報】NL/ROKKO2023 VOL.2 アムステルダム在住アーティスト、アルネ・ヘンドリックスさん/ハフマン恵真さんと考える「成長って何?」

神戸R不動産
 

11月3日、六甲山上とオランダをオンラインでつないでトークイベントを開催。アートセンターやレストランを複合したアムステルダムの文化施設メディアマティックの運営にも関わる2人のアーティスト、アルネ・ヘンドリックスさんとハフマン恵真さんに話を伺います!

今年のNL/ROKKOでは「成長って何?」をテーマに、著名人、企業人、一般市民による「成長」に対する意見や感想を50以上掲示したインスタレーションを展示しています。その言葉の持つ意味を再認識し、これからの社会にとって必要な「成長とは何なのか」をみんなで一緒に考えてみようという企画です。この企画では訪れる皆さんにも成長に対する意見や感想を考えてもらい、現地に置かれたカードに自分の意見を記して残していってもらっています。六甲ミーツ・アートの関連作品ともなっているこの企画には、日々数多くの人々が訪れ、会場であるオレンジハット(小屋)の中には既に400を超えるコメントが集まっています。

ROKKONOMADの庭に散りばめられたコメントの数々。あなたも「成長とは何か」について考えてみてください。


NL/ROKKOでは、オランダの先進的な思考から私たちのこれからの働き方、暮らし方について模索してきましたが、昨年プロジェクトをスタートした時には、まだコロナ禍が収束しておらせず、実際にオランダにリサーチに行けず、オンラインでの調査のみで企画を立たてました。しかしコロナも落ち着き、今年は満を持してプロジェクトメンバーのひとり小泉寛明が9月中頃より下旬までオランダの都市や田舎を訪問して、現地の生の声を聞いてきました。その中でも大きな発見は、我々と同じく「成長」をテーマに活動を行っているアルネ・ヘンドリックスという素晴らしいアーティストと出会えたことです。彼のアーティスト活動のメインテーマは「成長」と「縮小」であり、この2つに関する様々なトピックを収集しアートワークやフリーペーパーとしてまとめる活動を行っています。また彼が活動を共にする「メディアマティック」という文化施設では、育て終わったキノコの菌糸体を優しく靴下で踏むことを目的としたダンスパーティー「ジェントル・ディスコ」が月に一度企画されています。(メディアマティックでのアルネさんの活動は以下の日本のメディアでもこちらに紹介されている)。なお、今年の初頭に彼は日本に来ており、その時に出会った日本の「腹八分」という言葉に大きな刺激を受けたらしい。

メディアマティックが運営するレストランの内部。自分達で育てた野菜やハーブが食卓を彩る。基本はVEGAN料理。

左上)ガラスハウス内にあるアクアポニックスを利用した菜園。 右上)代表のウィリアムさん。 右下)屋外に設置された男子トイレ。おしっこを収集して肥料として再利用している。

左)メディアマティック内に展示されたアルネさんの作品(きのこの菌糸体によるタワー)。  右上)メディアマティックの社内。 右下)ハーブを使ってさまざまな香りを研究している建物内の施設「アロマラボ」。


11月3日に行うイベントは、アムステルダムのアルネさんとオンラインでつなぎ、成長に関する彼の考えを詳しく聞いてみようという主旨の会だ。今回のオランダ訪問では、残念ながら彼ご本人にはお会いできなかったのだが、この機に詳しく話を伺いたい。また実はメディアマティックにはハフマン恵真さんという、日本出身のアーティストも居らっしゃる。しかも、なんと兵庫県西宮市のご出身ということが判明!プロフィールはこちら)アルネさんと恵真さんから、メディアマティックについての紹介もして頂こうと思っている。

16時からオンラインで六甲山上とオランダをつなぐ予定なのだが、その前に六甲ミーツ・アートのトレイルエリアを参加者皆で歩き、道中、成長についての議論を深めたい。13時半から集まって1時間半ほど歩いたら、ROKKONOMADに集合。六甲山上に住むオランダ人菓子職人マルコ・ボスさんによるオランダワッフルとお茶でひとやすみした後、16時から17時半までみっちりオンラインでアルネさんと恵真さんの話を聞くという流れ。秋深まる六甲山での山歩きと、オランダ人アーティストが語る成長についての話をお楽しみください。山歩きの道中、ご興味がある人には昨今のオランダにおける働き方・暮らし方事情についてもお話しします。

アルネ・ヘンドリックス。アムステルダムを拠点に活動するアーティスト。The Incredible Shrinking Manと題した本人のウェブサイトでは、本人は2メートルほどあるが、その身長について満足していないと書いている。人間はもっと小さくて良いと語っている。

ハフマン恵真さん。物語を語ること、繕うこと、作ることを愛する。多種多様な生物とともに、地球を大切に使う新しい手法を研究することにより、オルタナティヴな未来の生活を提案をしている。

NL/ROKKOトークイベント概要

<日時>
11/3(金)13:30- 18:00

<スケジュール>
13:30 六甲ケーブル六甲山上駅に集合。六甲ミーツ・アートのトレイルエリアを一緒に歩く(ROKKONOMADにおける作品展示「成長って何」を含む無料公開アートを見学)。
15:00〜16:00 休憩タイム
16:00〜17:30 オランダとオンラインでつないでトークイベント
18:00  Close

<参加費> 無料

<販売> Wafelhuis Stroopwafelsによるワッフル販売とドリンクあり

トークイベント参加申し込みはこちら

「NL/ROKKO」概要

このプログラムはオランダ大使館協力のもと、東京都港区にある「SHIBAURA HOUSE」を起点として始まった、オランダと日本の社会を比較して考えるイベント「nl local」シリーズの一環として六甲山上で開催されます。また8月26日〜11月23日まで開催されるアートイベント「六甲ミーツ・アート芸術散歩2023 beyond」(主催:六甲山観光株式会社、阪神電気鉄道株式会社)と連携、同イベントにおける展示の一部として展開されます。

主催:六甲山スマートシティ運営共同事業体(有限会社Lusie、株式会社ウェルビーイング阪急阪神)
協力:オランダ王国大使館、SHIBAURA HOUSE

NL/ROKKO特設サイト

六甲ミーツ・アートは有料展示エリアと無料展示エリアがありますが、本展示は無料エリアにあります。有料展示エリアを観るためには専用の鑑賞用パスポートが必要となります。詳しくは六甲ミーツ・アート芸術散歩2023 beyond公式サイトよりご覧ください。

最寄り駅からROKKONOMADまでの交通アクセス

ROKKONOMAD会場には来場者用の駐車場はありませんので、極力、公共交通機関(六甲ケーブル等)でお越しください。車でお越しの方は、ROKKONOMADから徒歩約8分の山の共有駐車場をご利用いただく形となります。詳しくはこちらのMAPもご活用ください。

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