面積：

82.64㎡（建物）
1,150.16㎡（敷地）

立派な古民家に出会うと、新築当時の施主や職人さん、そして再生しようと取り組む人へ、感謝を伝えたくなります。こちらの物件もその一つ。よくぞ残してくれました…！

築年は不詳ですが昔ながらの端正な造りの農家住宅で、現代の家づくりにはない様式や素材、架構に魅了されます。

構成としては、中庭を囲って平屋の母屋、離れ、2階建ての蔵がぐるりと並びます。そして北側には、畑も十分にできそうなくらい広いお庭。建物前には4台以上車を停めることもできます。

母屋はかなり広さのある続き間の空間。6畳だけ畳を残し、あとは無垢のフローリングが敷かれています。写真のように大空間で使うのも気持ちいいですが、用途に応じて襖で仕切ると良さそう。そしてなんといっても、庭の見える縁側が素敵です。ここでお茶でも飲みながら読書をしたり、お昼寝したりしたいな…。

蔵も大きいため、どのように使うか考えものです。

イメージとしては、創作活動（たとえば、家具制作や機織り、造形作品の制作など）をされる方が、自宅の一角をアトリエのように使うのにぴったりではないかと。

場所は神戸市西区平野町という農村部ですが、物件の周りは住宅が隣接しています。基本的には車生活になるかと思いますが、明石駅へはバスに乗って30分程度。明石方面への通勤は意外と現実的かもしれません。

昔ながらの家に住むということは、高性能な設備に頼る現代生活とは違って、やはり自分の手で生活をつくっていくことが好きな方に向いていると言えます。庭の手入れをしたり、家庭菜園で野菜を自給してみたり、家のちょっとしたカスタマイズをDIYでやってみたり…生活そのものを楽しみながら暮らしたい方におすすめの物件です。