住宅 | ||||||||||||
花屋敷ヴィレッジ |
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開花が待ち遠しい桜並木の目の前に段々型のコンクリート打放しマンション。住人とすれ違うのも楽しそうなジグザグ階段を軽快に駆け上がり、振り返ってみると、五月山の借景と空に近い風景が目の前に広がる。 駅から坂を上った山の麓に建ち、人が暮らしの中心に据えられたようなコーポラティブハウスの造りを体で感じた瞬間だった。そして、エレベーター無しの階段5階も思いのほか気にならなかった。むしろ階段を風景として描ききっている。 珍しい木の玄関扉を開けてLDへと進む。すると、無垢材フローリングに一部コンクリートムキ出しのダイナミックな空間が現れた。 東向きにでっかいルーフバルコニーを発見。外に出てみると、ウッドデッキが敷かれ、なんと土に植栽まで植わっている!段々に積み重なるルーフバルコニーはどこも緑と土に覆われ、目線を少し上げると五月山の山並みへと連なる有機的な景色。 夜は猪名川に架かる橋桁の光と大阪平野の町並みを眺めながら、ここでお酒を飲んだら気持ちいいだろうな。夏は猪名川花火大会をここから鑑賞することができる嬉しいおまけ付。 温かくなるこれからの季節は昼間に新緑をたっぷり目に焼き付けたい。 オーナーはアトリエとしてこのマンションを使っていたので、大胆な2LDKに改装済。和室も天井や壁が板張仕様で、普通のそれとはちょっと趣が異なる。 個人的には、小窓の風景にそそられました。和室の小さな障子がはめ込まれた縦長スリット窓やキッチン背後の四角い窓に切りとられた緑は額におさまる絵のような風情。ダイナミックとセンシティブな景色が相俟る家。 浴室、洗面、トイレなどは比較的新しく快適なので気持ちよく暮らして頂けそうです。 コーポラティブハウスは一つ一つの住戸仕様が異なるオーダーメイド感が魅力で、さながら戸建の寄せ集めのような佇まい。 坂や階段が絡むので、現実的な側面を大切にする方より感覚的に気持ちいい場所を志向する方向きの物件です。その点はご注意下さい。 大阪方面へ行き来する方で日常を非日常に変えたい方や、自宅にこもって創作活動にいそしむ方には、この絶妙なロケーションと建物の造りが心に響くかもしれません。 |
ウッドデッキに加え、土と草木が! |
一部躯体ムキ出しで無垢材フローリングが心地いいLD |
キッチン側からのLD |
ルーフバルコニーに面する東側LD |
>>大きな地図で見る  |
専有面積 | 90.67㎡ | ||
所在地 | 宝塚市花屋敷荘園 | ||
交通 | 阪急電鉄宝塚線「川西能勢口駅」 徒歩15分 | ||
建物構造 | 鉄筋コンクリート造/陸屋根 8階建て | 所在階 | 5階 |
築年 | 1983年 | 土地権利 | 所有権(持分比率:100000分の9307) |
敷地面積 | 962.13㎡ | 都市計画 | 市街化区域 |
用途地域 | 第一種低層住居専用地域 | 建蔽率/容積率 | |
設備 | 電気/都市ガス/上・下水道/給湯 |