【近隣駐車場空きあり(2020.12.4時点)】 住吉山手のきつい坂道をぐねぐねと登っていく。もうすぐだと思ったところで、これまた長い階段。正直途中でめげそうになったけれど、いざ物件を前にしたら、そんな苦労はどこかへ吹っ飛んでしまいました。
エキゾチックな門扉から見える、洋風な平屋とお庭。 「この物件に出会えて良かった…」と敷地に入る前から感動する私。
紅葉する木々や植物たちに加えて、神戸の街並みから海まで見える眺望が庭を演出しています。陽の光が差し込んで来た時の美しさと言ったらもう…。
庭からまた少し階段を上がって、深い赤色の木製扉からいざ室内へ。
玄関からすでに漂うクラシカルな雰囲気。お隣の洋室は、かつて応接間として使われていたのか、上品で西洋風な設えです。木製の建具や、飴色の壁仕上げ、暖炉跡のような装飾など、残して欲しい趣がたくさん。
この洋室の奥の扉からは、何やらサンルームが見える。これまた私のツボをついてくるじゃないですか。古さは否めませんが、白い木枠の窓が異国レトロで美しい。庭の木々が一層彩りを与えています。
サンルームから振り返ると、8畳の和室が二間。さっきまでの西洋的な雰囲気と一転、和な趣が漂っています。 そして西側の引き戸を開ければ、なんと池のある日本庭園がお目見え。縁側に座って庭を眺めていたら、一句読めるんじゃないかと思うほど、憩いの空間が広がっていました。
間取りはかなりゆったりとしていて、小さな部屋も含めると5LDK。北側の洋室2部屋とリビングダイニングキッチンは、過去にリフォームされたのか、一般的な内装になってしまっています。お好みで手を加えてもいいかも。
築年は記録が残っていないためわかりませんが、おそらく結構経っているはず。現状も各所修繕が必要です。
それから、物件までのアクセスは階段で、駐車場はございません。リフォームや引っ越しの時なども苦労がありそうなので、その点は覚悟しておいてください。 阪急御影駅から徒歩14分と記載していますが、これは坂道を考慮せず、80m/分で距離換算した時間。実際に歩くと、私の場合は20分くらいかかりました。しかも勾配がきついのなんの。 近隣駐車場は空きがあるようですが、多少距離はありそうです。
以上のようなハードルはありますが、それを越えてでも住み継ぐ価値のある物件だと私は思います。造りのいい邸宅が年を経て醸し出す味わいは、なかなか得難いもの。
和な趣も、洋な美しさも、いろんな表情を見せてくれる平屋。ただここに暮らすだけで、物語の一編ができてしまいそうです。
*近隣駐車場 空き状況(2020年12月4日時点) 1.物件より約3分北側(220m)の月極駐車場:2台空きあり、18,000円/月 2.物件より約5分西側(400m)の月極駐車場:4台空きあり、15,000円/月 |